「投資を始めたいけど、株と投資信託って何が違うの?」「債券や仮想通貨も気になるけど、どれから始めればいいか分からない…」「それぞれのリスクやリターンの違いを知りたい!」
そのように考える方も多いのではないでしょうか。
投資商品にはそれぞれ明確な違いがあり、リスク・リターン・仕組み・始めやすさの4つのポイントを理解すれば、自分に合った投資方法を見つけることができます。私自身も投資を始めた当初は違いが分からず悩みましたが、実際に経験を積む中でそれぞれの特性を理解できるようになりました。
この記事では、株・投資信託・債券・仮想通貨の基本的な違いと特徴、それぞれのメリット・デメリット、そして初心者におすすめの投資の始め方を、私の投資経験も交えながら分かりやすく紹介していきます。
投資にはどんな種類がある?主要な投資商品を知ろう

投資といっても、その種類は多岐にわたります。全体像を把握することで、自分に合った投資方法を見つけやすくなります。
代表的な4つの投資商品(株・投資信託・債券・仮想通貨)
投資初心者が最初に検討すべき代表的な投資商品は、株式、投資信託、債券、仮想通貨の4つです。これらはそれぞれ異なる特徴をもっており、リスクとリターンのバランスも大きく違います。
株式投資は企業の株を購入し、企業の成長とともに利益を得る投資方法です。配当金や株価の上昇による売却益を狙えますが、企業の業績次第では損失が出る可能性もあります。
投資信託は複数の株式や債券などをまとめて運用する金融商品で、専門家が運用を代行してくれるため初心者でも始めやすいのが特徴です。少額から分散投資ができるため、リスクを抑えながら投資を学ぶことができます。
債券は国や企業にお金を貸し、定期的に利息を受け取る投資方法です。満期まで保有すれば元本が返済されるため、比較的安全性が高い投資として知られています。
仮想通貨はビットコインをはじめとするデジタル通貨への投資で、近年注目を集めています。価格変動が非常に大きく、短期間で大きな利益を得られる可能性がある一方で、損失のリスクも高い投資方法です。
その他の投資種類(コモディティ・不動産・FXなど)
上記の4つ以外にも、いろいろな投資の選択肢があります。
コモディティ投資は金や原油、穀物などの商品に投資する方法です。インフレ対策や分散投資の一環として活用されることが多く見られ、株式や債券とは異なる値動きをするため、ポートフォリオの安定化に役立ちます。
不動産投資は物件を購入して家賃収入を得たり、売却益を狙ったりする投資方法です。まとまった資金が必要ですが、REIT(不動産投資信託)を利用すれば少額から不動産投資を始めることもできます。
FX(外国為替証拠金取引)は通貨の売買を通じて利益を狙う投資です。レバレッジを活用することで少額の資金でも大きな取引ができますが、その分リスクも高まるため、初心者には注意が必要な投資方法といえます。
株・投資信託・債券・仮想通貨の基本的な違いとは?

それぞれの投資商品には独自の仕組みと特徴があります。4つの主要な投資商品について、その仕組みと特徴を詳しく見ていきましょう。
4つの投資商品の基本情報を一覧でまとめました。
| 投資商品 | 仕組み | 利益の得方 | 最低投資額の目安 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| 株式 | 企業の株を購入して株主になる | ①売却益(値上がり益) ②配当金 | 数万円〜 (単元未満株なら数千円〜) | 企業研究が好きな方、高リターンを狙いたい方 |
| 投資信託 | 専門家が複数の資産に分散投資 | ①基準価額の上昇による売却益 ②分配金 | 100円〜 | 初心者で少額から始めたい方 |
| 債券 | 国や企業にお金を貸す | 定期的な利息収入満期時の元本返済 | 1万円〜 | 安定性重視の方、リスクを抑えたい方 |
| 仮想通貨 | デジタル通貨を売買 | 価格変動による売却益 | 数百円〜 | 値動きに強い方、高リターンを狙いたい方 |
株式投資の仕組みと特徴
株式投資とは、企業が発行する株を購入し、その企業のオーナーの一人になることを意味します。株を保有することで、企業の利益の一部を配当金として受け取る権利や、株主総会で議決権を行使する権利を得られます。
株式投資の2つの利益
| 利益の種類 | 内容 | 具体例 |
|---|---|---|
| キャピタルゲイン(売却益) | 株価が上昇したときに売却して得る利益 | 1株1,000円で購入→1,500円で売却=500円の利益 |
| インカムゲイン(配当金) | 企業が株主に支払う利益の分配 | 保有しているだけで定期的な収入 |
株式投資のメリット・デメリット
| メリット | デメリット |
| ✓ 企業の成長に直接投資できる ✓ 成長企業なら大きなリターン ✓ 配当金で定期収入が得られる | ✗ 企業業績で株価が大きく変動 ✗ 倒産すれば投資資金がゼロに ✗ 通常は数万円以上の資金が必要 |
日本株であれば通常100株単位での購入が基本なので、1株1000円の株を買う場合は最低10万円程度の資金が必要です。最近では1株から購入できる単元未満株のサービスも増えており、少額から始めることもできるようになっています。
投資信託の仕組みと特徴
投資信託は多くの投資家から集めた資金をまとめて、運用の専門家であるファンドマネージャーが株式や債券などに分散投資する金融商品です。投資家は投資信託の口数を購入することで、間接的にいろいろな資産に投資することができます。
投資信託の最大の特徴
【少額×分散×プロの運用】
①月々100円から→②専門家が運用→③世界中の資産に分散投資
日本株だけでなく、米国株や新興国株、債券などいろいろな資産に一度に投資できる投資信託もあります。個人で同じような分散投資をしようとすれば数百万円以上の資金が必要ですが、投資信託なら月々100円から始められる商品もあります。
投資信託の2つのタイプ
| タイプ | 運用方法 | 手数料 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| インデックス型 | 日経平均やS&P500などの指数に連動 | 低い | 市場平均のリターンを目指す初心者におすすめ |
| アクティブ型 | 指数を上回る成績を目指して積極運用 | 高い | 成功すれば高リターン運用手腕に左右される |
投資信託のメリット・デメリット
| メリット | デメリット |
| ✓ 100円から始められる ✓ プロが運用してくれる ✓ 自動で分散投資できる ✓ 少額でも世界中に投資可能 | ✗ 信託報酬(運用手数料)がかかる ✗ 短期で大きな利益は出にくい ✗ 商品選びが重要 |
投資信託の利益は基準価額の上昇による売却益と、分配金として受け取れる収益の2つがあります。ただし運用には信託報酬という手数料がかかるため、この費用も考慮に入れて商品を選ぶことが大事です。
債券投資の仕組みと特徴
債券とは国や企業が資金を調達するために発行する借用証書のようなものです。債券を購入することは、発行体にお金を貸すことを意味します。
債券投資の基本的な流れ
①債券を購入(お金を貸す)→②定期的に利息を受け取る→③満期日に元本が返済される
債券の種類と特徴
| 債券の種類 | 発行体 | 安全性 | 利回り |
|---|---|---|---|
| 国債 | 国(日本政府など) | 非常に高い | 低め(0.5%〜1%程度) |
| 社債 | 企業 | 企業の信用度による | やや高め(1%〜3%程度) |
債券の利回りは発行時に決まっており、予測可能な収益を得られることも大きなメリットです。年利1%〜2%の10年国債を100万円分購入すれば、毎年1万円〜2万円の利息を受け取り、10年後には元本の100万円が返済されます。
債券投資のメリット・デメリット
| メリット | デメリット |
| ✓ 元本の安全性が高い(特に国債) ✓ 利息収入が予測できる ✓ 株式より値動きが穏やか ✓ 為替リスクなし(円建ての場合) | ✗ リターンは限定的 ✗ 満期前の売却では損失の可能性 ✗ インフレに弱い ✗ 社債は倒産リスクあり |
債券は一般的に株式よりもリターンは低いものの、安定した収益を求める方や、リスクを抑えたい方に適した投資方法です。個人向け国債であれば最低1万円から購入できますが、企業が発行する社債などは数十万円以上の資金が必要な場合もあります。
仮想通貨の仕組みと特徴(ビットコインなど)
仮想通貨はインターネット上でやり取りされるデジタル通貨で、ブロックチェーンという技術によって管理されています。代表的なものにビットコインやイーサリアムなどがあり、中央銀行のような管理者が存在しない分散型の通貨システムです。
仮想通貨の特徴
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 取引時間 | 24時間365日いつでも取引可能 |
| 最低投資額 | 数百円程度から購入可能 |
| 値動き | 1日で10%以上動くことも珍しくない |
| 購入方法 | スマホアプリで簡単に売買できる |
仮想通貨投資の最大の特徴は、価格変動の激しさにあります。1日で10%以上値動きすることも珍しくなく、短期間で大きな利益を得られる可能性がある一方で、同じだけの損失を被るリスクも抱えています。
仮想通貨投資の独特なリスク
| リスクの種類 | 内容 |
|---|---|
| ハッキング | 取引所が攻撃されて資産を失う可能性 |
| 規制変更 | 法規制で価値が急落するリスク |
| 詐欺プロジェクト | 怪しいコインに投資してしまうリスク |
| 価格変動 | 数年で価格が数分の一になることも |
仮想通貨のメリット・デメリット
| メリット | デメリット |
| ✓ 数百円から始められる ✓ 24時間いつでも取引できる ✓ 短期間で大きな利益の可能性 | ✗ 価格変動が極端に激しい ✗ 数年で70%以上下落することも ✗ ハッキングや詐欺のリスク ✗ 法規制の影響を受けやすい ✗ 精神的な負担が大きい |
仮想通貨は投資というよりも投機的な側面が強いため、初心者の方は余裕資金の範囲内で、失っても生活に影響がない金額から始めることを強くおすすめします。
4つの投資商品の比較まとめ
| 比較項目 | 株式 | 投資信託 | 債券 | 仮想通貨 |
|---|---|---|---|---|
| リターン | 中〜高 | 低〜中 | 低 | 非常に高い(損失も大) |
| 始めやすさ | △ | ◎ | △ | ○ |
| 専門知識 | 必要 | 不要 | やや必要 | やや必要 |
| 初心者向け度 | △ | ◎ | ○ | × |
自分の投資目的やリスク許容度に合わせて、適切な投資商品を選ぶことが成功への第一歩です。
投資初心者のための選び方とメリット・デメリット比較

各投資商品の仕組みを理解したところで、実際にどの投資商品を選ぶべきか迷う方も多いはず。4つの投資商品をいろいろな観点から比較し、自分に合った選び方を見つけるためのポイントを解説していきます。
リスクとリターンで比較する4つの投資商品
投資において最も大事な要素がリスクとリターンの関係です。一般的にリスクが高い投資ほど高いリターンを期待でき、リスクが低い投資はリターンも控えめになる傾向があります。
4つの投資商品のリスクとリターンを確認してみましょう。
| 投資商品 | リスク | 期待リターン(年利目安) | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 債券 | 低 | 0.5%〜2% | 元本の安全性が高く、確実な利息収入が得られる |
| 投資信託 | 低〜中 | 3%〜7% | 商品により異なるが、分散投資でリスクを抑えられる |
| 株式 | 中〜高 | 5%〜15%以上 | 企業の成長次第で大きなリターンも損失も発生する |
| 仮想通貨 | 高 | 不明(±50%以上の変動も) | 短期間で資産が倍増または半減する可能性がある |
債券投資は4つの中で最もリスクが低い投資方法です。特に日本国債のような信用度の高い債券であれば、元本割れのリスクはほとんどありません。ただしその分リターンも限定的で、年利0.5%〜2%程度が一般的です。安全性を重視する方や、確実に資産を守りたい方に向いています。
投資信託は商品によってリスクとリターンが大きく異なります。債券中心の投資信託であれば低リスク低リターン、株式中心であれば中リスク中リターンです。特にインデックス型の投資信託は、市場全体に分散投資するため個別株よりもリスクを抑えることができます。長期的には年利3%〜7%程度のリターンを期待できます。
株式投資は中リスク高リターンの投資方法です。成長企業に投資できれば数年で資産が2倍、3倍になる可能性もありますが、企業の業績悪化や市場環境の変化によって大きな損失を被ることもあります。
仮想通貨は4つの中で最もリスクが高い投資です。ビットコインは2017年に約20倍に高騰した後、翌年には約80%下落するなど、極端な値動きを見せています。一攫千金を狙える可能性がある一方で、投資資金の大部分を失うリスクも非常に高いため、初心者の方は慎重に判断する必要があります。
必要資金と始めやすさで比較する
投資を始める際のハードルになるのが、必要な初期資金です。この点でも4つの投資商品には大きな違いがあります。
| 投資商品 | 最低投資金額 | 始めやすさ | 必要な知識レベル |
|---|---|---|---|
| 投資信託 | 100円〜 | ★★★★★ | 初心者向け |
| 仮想通貨 | 数百円〜 | ★★★★☆ | やや知識が必要 |
| 株式 | 数千円〜数万円 | ★★★☆☆ | 企業分析の知識が必要 |
| 債券 | 1万円〜 | ★★☆☆☆ | 購入手続きにやや手間 |
とにかく手軽さで選ぶなら、投資信託一択です。ネット証券なら「100円」から買えますから。ジュース1本我慢すれば投資家になれる、と考えればハードルは低くないですか?
証券口座の開設もスマートフォンから簡単にできるので、始めやすさという点では群を抜いています。
仮想通貨も数百円程度から購入できるため、少額投資ができます。取引所のアプリも使いやすく設計されており、若い世代を中心に人気を集めています。ただし価格変動が激しいため、少額とはいえ精神的な負担は大きくなる可能性があります。
株式投資は単元未満株のサービスを利用すれば数千円から始めることができますが、通常は数万円から数十万円の資金が必要です。銘柄選びには企業分析の知識が求められるため、初心者にはやや敷居が高いと感じるかもしれません。しかし最近では投資情報が充実しており、学びながら始めることも十分できます。
債券投資は個人向け国債であれば1万円から購入できますが、企業が発行する社債などは数十万円以上の資金が必要な場合もあります。購入方法も証券会社の窓口や専用サービスを利用する必要があり、他の投資商品と比べるとやや手間がかかります。
自分に合った投資商品の選び方と始める際の注意点
自分に合った投資商品を選ぶには、まず自分の投資目的と許容できるリスクを明確にすることが大事です。
タイプ別におすすめの投資商品を整理しました。
| あなたのタイプ | おすすめ投資商品 | 理由 |
|---|---|---|
| リスクを最小限に抑えたい | 債券、債券中心の投資信託 | 元本の安全性が高く、安定した利息収入が得られる |
| コツコツ長期で資産形成したい | 投資信託(インデックス型) | 少額から始められ、分散投資でリスクを抑えられる |
| 企業研究を楽しみたい | 株式投資 | 企業の成長を直接応援でき、高いリターンも期待できる |
| 少額でチャレンジしたい | 仮想通貨(余裕資金のみ) | 少額から始められるが、リスクは最も高い |
老後資金を確実に準備したい方や、リスクを最小限に抑えたい方には、債券や債券中心の投資信託がおすすめです。元本の安全性を重視しながら、預金よりも高い利回りを狙うことができます。
将来に向けてコツコツ資産形成したい方には、投資信託が最適です。特につみたてNISAを活用したインデックス型投資信託への積立投資は、初心者にとって最も始めやすく、長期的に安定したリターンが期待できる方法です。
企業分析や市場動向の研究を楽しめる方、ある程度のリスクを取って高いリターンを狙いたい方には、株式投資が向いています。ただし最初から大金を投じるのではなく、少額から始めて経験を積むことが大切です。
仮想通貨については、余裕資金の範囲内で投資するのが鉄則です。生活に必要な資金や、近い将来使う予定のある資金を投じることは避ける必要があります。また仮想通貨だけに集中投資するのではなく、ポートフォリオの一部として位置づけることをおすすめします。
投資を始める際の注意点として、最初から複数の投資商品に手を出すのではなく、1つか2つの商品に絞って学ぶことが大事です。投資の基本を理解してから徐々に分散していく方が、失敗のリスクを減らすことができます。
投資は短期的な値動きに一喜一憂せず、長期的な視点をもつことが成功のカギです。市場は常に上下を繰り返しますが、歴史的に見れば長期的には成長してきました。焦らず、自分のペースで続けることが何より大切です。
まとめ
投資には株・投資信託・債券・仮想通貨などいろいろな種類があり、それぞれ特徴が異なります。
初心者の方には、少額から始められて分散投資ができる投資信託がおすすめです。特につみたてNISAを活用したインデックス型投資信託が最適。自分のリスク許容度に合わせて、低リスク・中リスク・高リスクの中から選んでみてください。
投資で成功するカギは、短期的な値動きに一喜一憂せず、長期的な視点をもつこと。市場は常に上下を繰り返しますが、歴史的に見れば長期的には成長してきました。
まずは「つみたてNISAの口座開設」だけ今日中にやっておきましょう。銘柄選びは口座ができてから悩めばOK。
この記事が、あなたの投資デビューの一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。


