映画館に行くと、つい買ってしまうポップコーン。その場では「こんなものかな」と納得して支払いますが、ふとコンビニのお菓子コーナーで値段を見比べた瞬間、「やっぱり映画館って高すぎる!」と冷静になってしまうことはありませんか?私もいつも感じていることです。
実は、映画館はチケット収入だけでは倒産しかねない、衝撃的な裏事情があるんです。
本記事では、映画館が「ポップコーン屋」と呼ばれる利益構造の秘密や、意外な売上のカラクリ、販売の起源をわかりやすく解説します。このビジネスモデルの裏側を知れば、「あの価格」に納得し、映画館を応援する気持ちになれるはずです。
出典:Vrew https://vrew.ai/ja/ を使用して生成
「ポップコーン=映画館」はいつから?意外な「起源」と大恐慌の歴史
映画館といえばポップコーンですが、かつてアメリカの映画館では、ポップコーンが「持ち込み禁止」だったって知っていましたか?
理由はシンプルで、昔の映画は音がなかった(サイレント映画)からです。「ボリボリ食べる音がうるさい」「こぼして絨毯(じゅうたん)が汚れる」と、格式高い映画館からは嫌われていました。
しかし、1920年代後半に「音が鳴る映画(トーキー)」が登場すると状況が一変します。映画の音量で、食べる音が気にならなくなったんです。さらに、世界的な不況(大恐慌)が訪れた際、アメリカでポップコーンは「安くてお腹がいっぱいになる贅沢」として爆発的にヒットしました。
こうした歴史的な背景があって、ポップコーンは映画館の救世主として定着しました。
あの「値段」には理由がある。映画館がポップコーン販売に力を入れるワケ
それにしても、スーパーで買えば100円のポップコーンが、なぜ映画館では数百円もするのでしょうか?「ちょっと高いな……」と思いたくなりますが、実はこれには映画館を存続させるための、切実な理由があります。
それは、映画館のメイン商品である「チケット代」だけでは、経営が成り立たないからです。
映画館には、巨大なスクリーンや音響設備、ふかふかの座席、そして多くのスタッフが必要です。しかし、チケット代の多くは映画を作った会社などに支払われるため、手元にはあまり残りません。
つまり、あの少しリッチな値段設定は、あの快適な環境を守るための「設備維持費」のようなもの。ポップコーンは、映画館を潰さないための大切な資金源になっています。
チケットvsフード、「売上」への貢献度は?数字で見るビジネスの裏側
では、具体的にどれくらい利益が違うのか、ビジネスの裏側を少し覗いてみましょう。ここを知ると、映画館が「ポップコーン屋」と呼ばれる理由がはっきりとわかります。
一般的に、チケット代(興行収入)のうち、映画館の取り分は半分程度といわれています。ここから家賃や人件費を払うと、利益はほとんど残りません。一方で、ポップコーンやドリンクなどの飲食代は、原価を除いた金額の多くがそのまま映画館の利益になります。
極端な話ですが、チケット1枚を売る労力と比べて、ポップコーンセット1つが売れた時の利益は、負けないくらい大きいです。
この「チケットで集客し、フードで稼ぐ」という仕組みこそが、映画館ビジネスの正体なんですね。
まとめ
ここまで、映画館の利益構造やポップコーンの起源について解説してきました。
- かつてはアメリカでも持ち込み禁止だったが、時代の変化で定番になった
- チケット代だけでは設備を維持するのが難しい
- ポップコーンの利益が、映画館の経営を支えている
「映画館はポップコーン屋」というのは、決して悪口ではなく、映画を楽しむ場所を守るための生存戦略でした。いまではポップコーン以外にもいろいろなものが売られていますね。
そう考えると「推しの映画館への応援代」と思えてきませんか?次に映画館へ行くときは、ぜひ大好きな映画館を長く続けるために、ポップコーンを片手に映画を楽しんでみてくださいね。


