「スカートの丈」と「株価」は連動する?経済学者が大真面目に研究したヘムライン理論について、聞いたことはありますか。
一見不思議な話ですが、実は意外と侮れない面白い説なんです。
今回はその中身と実際の関係性を、隙間時間でサクッと解説します。
ヘムライン理論ってなに?
「ヘムライン」とは、スカートの裾(すそ)のラインのことです。つまりヘムライン理論とは、「スカートの丈と景気(株価)には関係がある」という説です。1920年代にアメリカの経済学者ジョージ・テイラーが提唱しました。
具体的には、「景気が良くなると女性のスカート丈は短くなり、悪くなると長くなる」というものです。経済学者が大真面目に研究したなんて、少しユニークですよね。もちろん科学的な根拠が完全に立証されているわけではありません。しかし、経済の世界では有名な「アノマリー(理屈では説明しきれない経験則)」の一つとして、長年語り継がれているんです。「そんな不思議な法則があるんだ」くらいに、まずは気軽に捉えてみてください。
景気が良いとスカートは短い?
実際に過去の歴史を振り返ってみると、この法則が当てはまっている時期が意外と多いことに驚かされます。
例えば、1920年代のアメリカは「狂騒の20年代」と呼ばれるほどの好景気で、膝丈のフラッパー・ドレスが大流行しました。しかし、1929年に大恐慌が起きると、スカートは再び足首を隠すロング丈へと変わっていきました。
日本でも似たような現象が起きています。高度経済成長期の1960年代には「ミニの女王」ツイッギーが来日し、ミニスカートが大ブームになりましたよね。その後のバブル期にも、ボディコンなどのミニ丈が街を席巻しました。逆に、オイルショックなどで不況の影が忍び寄ると、ロングスカートが流行する傾向があったのです。こうして見ると、ファッションと景気には不思議なリンクがあるように感じませんか?
なんで関係があるの?
では、なぜスカート丈と景気が連動するのでしょうか。理由には諸説ありますが、昔は「ストッキングが高価だったから」と言われていました。景気が良いときは、高価なストッキングをあえて見せるために丈を短くし、不況でお金がないときは隠すために長くした、というわけです。
また、もっと単純に「気分の問題」という説もあります。世の中が好景気だと、みんな開放的になってファッションも大胆になる。逆に不況でムードが暗いと、守りに入って肌の露出を控えるようになる。人間の心理が、景気とファッションの両方に影響しているのかもしれませんね。
結論:あくまで話のネタに
ここまでヘムライン理論を紹介してきましたが、現代でも完全に当てはまるわけではありません。最近は個人の好みが多様化しており、景気が良くてもロングスカートが流行ることもあります。「今年はミニスカートが流行っているから、全力で株を買おう!」と投資判断に使うのは危険なので注意してくださいね。
ただ、職場の雑談や飲み会のネタとしては鉄板です。「最近スカート丈が短いから、景気も上向くかもね」なんて、少し知的なジョークとして使ってみてはいかがでしょうか。ふとした瞬間に街ゆく人のファッションを見る目が、少し変わるかもしれませんよ。


