宝くじの還元率と期待値、実は損?それでも買う理由をざっくり解説

宝くじの期待値を計算する脳と夢を見る心理のイメージイラスト Compassコラム

「宝くじは損だ」。そう頭では分かっていても、つい売り場に並んでしまう。あなたにもそんな経験はありませんか?

実はこれ、還元率や期待値を無視してでも「夢を買いたい」と願う、脳の仕組みが関係しています。今回は、そんな不思議な心理についてざっくりと解説していきましょう。

宝くじの還元率と期待値って?

まずは数字の現実から。そもそも「還元率」とは、売上総額のうち当選金として戻ってくるお金の割合を指します。驚くことに、宝くじの還元率は法律で「50%を超えてはいけない」と決まっているのです。実際は46%程度。半分にも満たないのが一般的な目安です。

これを「期待値」で考えると、もっとリアルかもしれません。例えば1枚300円のくじを買った瞬間、その金銭的価値は計算上「約140円」にまで目減りします。

買った瞬間に半分以下。衝撃的な数字ですが、これが数字上の現実。では残りの半分はどこへ消えたのか?実は運営経費や、道路整備などの公共事業に使われています。つまり宝くじとは、ギャンブルというより「寄付」に近い仕組みなのです。

競馬やパチンコと比べると?

「他のギャンブルならどうなのか?」気になるところですよね。比較してみると、宝くじの「分の悪さ」が浮き彫りになります。

一般的な目安として、パチンコは約80〜85%競馬や競艇なら約75%。これらと比較すれば、宝くじの「約46%」という数字がいかに低いか、一目瞭然でしょう。
※パチンコは遊技、競馬等は公営競技に分類されますが、ここでは広い意味でのギャンブルとして比較します

「割に合わないギャンブルの代表格」。そんな辛口な意見があるのも頷けます。単純にお金を増やしたい。そう考えるなら、宝くじはあまり賢い選択肢ではない。それが正直なところです。

期待値を無視して買う脳のクセ

ここで一つの疑問が湧きます。「損だと分かっているのに、なぜ行列ができるのか」。実はこれ、私たちの脳にある特有の「クセ」が関係しています。

人間には、極端に低い確率を「実際よりも高く」見積もってしまう心理があるのです。「1000万分の1」という絶望的な確率は無視され、「7億円当たるかも!」という強烈なイメージだけが優先されてしまう。

さらに、「3000円程度なら、外れても大した痛みじゃない」。そんな風に損失を軽く見る心理も働きます。

私たちは冷静な計算(期待値)よりも、「当たった時のワクワク感」という感情を無意識に選んでいるわけです。脳が勝手に「夢を見るモード」に切り替わっている。そう思えば、つい買ってしまう自分を少し許せる気がしませんか?

ざっくりまとめ:夢代と考えよう

最後にまとめましょう。宝くじは数字や確率だけで見れば、統計的には「損」な買い物といえます。

ですが、当選発表までの数週間、「もし当たったら仕事を辞めて……」などと想像して楽しむ時間。これには数字で測れない価値があるのも事実です。

還元率の低さを理解した上で、お小遣いの範囲で楽しむ。そう割り切れるなら、それは無駄遣いではなく素敵な「夢代」です。「寄付つきのエンタメ」くらいの軽い気持ちで、賢く付き合ってみてはいかがでしょうか。

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