よく耳にする「宝くじより隕石に当たる確率の方が高い」という噂。実はこれ、あながち間違いではないんです。2,000万分の1の宝くじと、160万分の1の隕石。数字のカラクリと意外な真実を、難しい計算なしでサクッと解説します。
噂の「確率」って実際どう?
「宝くじで1等が当たるよりも、隕石に当たる確率の方が高い」。こんな話、一度は耳にしたことがありませんか?
これを聞くと、「まさか、そんなSF映画みたいなことあるわけない」と思ってしまいますよね。宝くじは毎回誰かしら当たっていますが、隕石に当たった人なんてニュースでも見たことがありません。
でも実はこれ、あながち間違いとも言い切れないんです。もちろん、計算の条件によって数字は変わりますが、統計の世界では「宝くじの1等がいかに狭き門か」を説明するためによく使われる比較なんです。
つまり、隕石が危険というよりは「宝くじがそれだけ当たらない」ということを強調するための例え話なんですね。では、実際にどのくらいの差があるのか、数字で見てみましょう。
ざっくり比較!どっちが上?
まずは、みんなが大好きな「年末ジャンボ宝くじ」の1等当選確率から。これは一般的に「約2,000万分の1」と言われています。
2,000万分の1と言われてもピンときませんよね。これは、お米約400kg(米俵で約6〜7俵分)の中に混ざった、たった一粒の「当たり」を探し出すのと同じくらいの難しさなんです。
一方で、隕石による死亡確率はどうでしょうか。ある国際的な統計データでは、一生のうちに天体衝突の影響で亡くなる確率は「約160万分の1」という数字があります。
「えっ、隕石の方が圧倒的に高いじゃん!」と思いますよね。
ただ、これには少しカラクリがあります。この数字は「個人の頭に隕石が直撃する確率」ではなく、「巨大隕石が地球に落ちて、その影響で人類の多くが被害を受ける確率」も含まれていることが多いんです。
とはいえ、ピンポイントで人に当たる確率(数億〜数十億分の1とも言われます)と比較しても、宝くじの当たらなさは相当なレベル。どちらにせよ、天文学的な数字であることに変わりはありません。
実は毎日落ちてるって本当?
「でも、そもそも隕石なんて落ちてこないでしょ?」と思うかもしれません。実はここにも、意外な事実があります。
なんと、地球には毎日ものすごい数の「宇宙のチリや岩」が降り注いでいるんです。その量は、1日でなんと数トンから数十トンとも言われています。
ほとんどは大気圏で燃え尽きてしまい、私たちはそれを「流れ星」として見ています。でも、燃え尽きずに地表まで届くものも年間でかなりの数にのぼるんです。
海や無人の山奥に落ちているため気づかれないだけで、空からは常に何かが降ってきているんですね。「空から何かが落ちてくる」という現象自体は、実は宝くじを買うことよりもずっと日常的な出来事なのかもしれません。
そう考えると、「当たるわけない」と思っている隕石も、少しだけ身近に感じてきませんか?
まとめ
宝くじと隕石、確率の勝負は「条件によるけど、宝くじの1等は本当に奇跡レベル」という結果でした。
「隕石に当たる確率の方が高いらしいよ」という話は、宝くじが外れたときの言い訳や、飲み会のちょっとしたネタにはもってこいです。
次に売り場の前を通ったときは、この話を思い出してみてください。「夢を買う」という意味では、隕石の心配をするよりずっと楽しい投資かもしれませんね。


