偽造紙幣が多いのはどこ?米ドルのインクと日本の技術を簡単解説

米ドル紙幣の偽造防止インクが変色する様子と、日本新紙幣の3Dホログラムが並んでいる様子を接写したイメージ画像 Compassコラム

「世界で最も『偽造』された紙幣はどれ?米ドルが採用した奇妙な偽造防止インクの秘密」

なんて、少しワクワクする話題ですよね。
実はそこには、日本のお札とは全く違う、驚きの技術が隠されているんです。今回は、そんな世界の紙幣事情とインクの裏話をサクッと解説します。

世界で一番偽造される紙幣とは

結論から言うと、世界で最も偽造のターゲットにされているのは「米ドル」です。「やっぱりか」と思った方も多いかもしれませんね。世界の基軸通貨としてどこでも使える信用がある分、犯罪者にとっても魅力的なターゲットになってしまうんです。

特に海外では、最高額紙幣である100ドル札の偽造が後を絶ちません。一説には、ある組織が国家レベルの設備を使って、本物と見分けがつかない「スーパーノート」と呼ばれる超精巧な偽札を作っていた、なんて歴史もあるほどです。一方、日本では普段の買い物で「このお札、本物かな?」と意識すること自体、まずありませんよね。私たちが当たり前のように「お札=本物」と信じて使えることこそが、日本円がいかに平和で、世界でも特殊な通貨である証拠なんです。

米ドルの「奇妙なインク」の秘密

では、世界一狙われる米ドルは、どうやって偽造を防いでいるのでしょうか?ここで登場するのが、タイトルにもある「奇妙なインク」です。正式には「カラーシフティングインク」と呼ばれる特殊な技術が使われています。

もしネットの画像や、旅行の残りのお金を見る機会があれば、右下の金額部分に注目してみてください。このインクは、お札を上下に傾けると、色が「カッパー(銅色)」から「グリーン」へと魔法のように変化する仕組みになっています。見る角度によって色が変わるこの技術は、カラーコピー機では絶対に再現できません。

さらに、もう一つの特徴が「凹版印刷(おうはんいんさつ)」によるインクの盛り上がりです。お札の人物の肩あたりは、インクが高く盛られており、指で触るとザラザラとした感触があるはずです。「色は変わるか?」「手触りはザラザラか?」この特徴を知っているだけで、多くの偽造紙幣を見抜くことができるようになっています。

日本のお札は世界一安全?

米ドルの技術もすごいですが、実は日本のお札の技術力はさらにその上を行くと言われています。日本の偽造発生率は世界的に見ても極めて低く「世界一偽造が難しい紙幣」と評価されることも多いんです。

その理由は、職人技とも言える繊細な透かし技術や、世界で初めて採用された「3Dホログラム」にあります。新紙幣では、肖像画が立体的に回転して見える最新技術が使われて話題になりましたよね。あそこまで複雑な仕掛けは、コストも技術もかかるため、簡単には真似できません。

また、紙そのものにも秘密があります。日本の紙幣は「ミツマタ」などの植物を原料にした特殊な紙で作られており、振ると「パリッ」という独特の音がします。見た目、手触り、そして音。五感のすべてを使って偽造を防ぐ日本の技術は、まさに芸術品レベルと言えるでしょう。

まとめ:海外ではここをチェック

今回は、世界の偽造紙幣事情とインクの秘密について解説しました。日本にいるとあまり意識しませんが、一歩海外に出ると「お札の確認」は自分の身を守る大切な習慣になります。

もし将来、海外旅行で米ドルを手にする機会があったら、ぜひ一度、お札を傾けて「奇妙なインク」の変化を楽しんでみてください。「傾けて色チェック」「触ってザラザラ確認」。この2つの知識があるだけで、トラブルを回避できる確率はぐっと上がります。ちょっとした雑学として、頭の片隅に置いておいてくださいね。

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