2024年、約20年ぶりに新しいお札が登場し、大きな話題になりました。2025年になった今でも「キャッシュレス全盛のこの時代に、なぜわざわざ紙幣を刷新したの?」と疑問に感じている方は多いはずです。
実はお札のデザインが変わった背景には、世界最先端の「日本の技術力」と、ちまたで囁かれる「ちょっと気になる噂」の両方が関係しています。今回は、知っているようで意外と知らないお札の秘密。その裏側を一緒に見ていきましょう。
出典:Vrew https://vrew.ai/ja/ を使用して生成
お札のデザインは誰が決める?法律上の決定権と発行の仕組み
お札のデザイン、誰が決めていると思いますか?結論からズバリお伝えすると、実は日本銀行ではなく「財務大臣」なんです。
意外に思われるかもしれませんが、これは「日本銀行法」という法律できちんと決められています。お札が私たちの手元に届くまでの流れを見ると、役割分担がよく見えてきますよ。
財務大臣:お札の形や絵柄を決める
国立印刷局:お札を印刷して作る
日本銀行:お札を世の中に発行する
つまり、お札のデザイン変更は単なる銀行の方針転換ではなく、国が責任を持って取り組む「国家プロジェクト」というわけです。ニュースで新紙幣が発表されるとき、財務省が前面に出てくるのは、こういった理由があるからなんですね。
デザインが変わる最大の理由は「偽造防止技術のイタチごっこ」
では、なぜ「約20年ごと」という周期でお札のデザインが変わるのでしょうか?一番の理由は、ニセ札を作らせないための「偽造防止技術のイタチごっこ」に勝つためです。
技術が進歩するのは素晴らしいことですが、それは裏を返せば「ニセモノを作る技術」も上がってしまうということ。例えば、高性能なカラーコピー機やスキャナーが普及すれば、今までのお札の守り方では通用しなくなるリスクがあります。だからこそ、技術が古くなる前に先手を打って、デザインを一新する必要があるんですね。
また今回は、目の不自由な方や外国人の方でも使いやすい「ユニバーサルデザイン」への対応も、見逃せないポイントです。具体的には、額面の数字を以前より大きくしたり、指で触って識別できるマークの形状や配置を工夫したりと、誰もが使いやすいお札へとしっかり進化しているんですよ。
ここが凄い!新紙幣に採用された「世界初の3Dホログラム」技術
今回の新紙幣で、ぜひ注目してほしいのが「3Dホログラム」という技術です。これ、銀行のお札としては世界初の採用なんです。
日本の印刷技術は世界トップレベルと言われていますが、今回の仕掛けには正直、驚きました。お札を斜めに傾けると、描かれている肖像画(渋沢栄一など)の顔の向きが、連続的にクルッと変化して見えるんです。まるで肖像画が生きて動いているかのような表現は、本当に圧巻です。
これまでの「透かし」なども精巧でしたが、まるで映画のような立体的な表現は、今のコピー機では絶対に真似できません。新しいお札を手に取ったら、ぜひ色々な角度から傾けて、その技術の凄さを体感してみてくださいね。
刷新の裏テーマ?「タンス預金のあぶり出し」説を検証する
さて、新紙幣の発行とセットでよく耳にするのが「本当の狙いはタンス預金のあぶり出しではないか?」という話です。ただ、これはあくまで「憶測の域を出ない噂」であり、国が公式に認めている目的ではありません。
どうしてこんな噂が出たんでしょうか?おそらく「新しいお札が出ると、古いお札が使えなくなるのでは?」と不安になった人が、タンス預金を銀行に預けに来る……その動きが予想されるため、「結果的にあぶり出しになっちゃう」と深読みされているのでしょう。
しかし、政府や日本銀行の主目的はあくまで「偽造防止」と「ユニバーサルデザイン」です。ここで一番大事なのは「新しいお札が出ても、古いお札はずっと使える」ということ。「古いお札が使えなくなる」といったデマには十分に注意してください。特に「古いお札を回収します」といった連絡はすべて詐欺ですので、絶対に騙されないよう冷静に対応しましょう。
まとめ
お札のデザインが変わる理由は、日本の技術力を守り、私たちが安心してお金を使えるようにするためです。「偽造防止技術のイタチごっこ」に負けないための、避けては通れないアップデートだった、というわけですね。
「タンス預金があぶり出されるかも」なんて噂も気になりますが、古いお札が使えなくなるわけではないので、慌てなくて大丈夫ですよ。むしろ、世界初の技術が詰まった新しいお札を実際に手にとって、その進化を純粋に楽しんでみてはいかがでしょうか。


