徳川埋蔵金の現在価値は?赤字になるのかざっくり試算してみた

徳川埋蔵金の小判と現代の発掘コストを比較する天秤のイメージ画像 Compassコラム

「徳川埋蔵金、今の価値ならいくらになる?」

そんなロマンあふれる疑問、誰もが一度は抱いたことがあるはず。ただ、現実は意外とシビア。莫大な発掘コストを差し引くと、まさかの「赤字」になる可能性も…。

今回は、気になる埋蔵額とコストをざっくり試算。夢と現実の収支を検証してみましょう。

そもそも徳川埋蔵金っていくら?

まずは一番気になる「金額」から。徳川幕府が隠したとされる埋蔵金、その額は諸説あるものの、一般的には「400万両」と言われています。では、これを現在の価値に換算すると?

江戸時代の貨幣価値は変動しますが、ざっくり1両=10万〜30万円程度が目安。計算してみると、なんと4000億円から、多ければ1兆円以上になる計算です。一説には、とんでもない額の「20兆円」なんて噂も。もし本当にこれだけの金額が眠っているとしたら、まさに夢物語。宝くじが何百回、いや何千回当たっても追いつかないような大金が、日本のどこかに眠っているかもしれないのです。

なぜ今まで見つからない?

「そんな大金、誰かが見つけているはずでは?」そう思うのも無理はありません。実はこここそが、埋蔵金伝説における最大のミステリー。今まで発見に至らない大きな理由は、やはり「確かな手がかりがない」ことに尽きます。

当時、幕府が敵の目を欺くためにあえて偽情報を流した、という説も有名です。あるいは、隠した本人が亡くなり、場所を知る者が誰もいなくなった可能性も否定できません。中には「明治政府への対抗策として、すでに使い切っていた」なんて現実的な説まで。ただ、「あるかどうかわからない」。だからこそ人々は惹きつけられ、必死になって探してしまうのかもしれません。

掘り出すと赤字になるって本当?

ここからが今回の本題。ちょっとシビアな「お金」の話です。仮に埋蔵金のありかが分かったとして、掘り出せば億万長者になれるのでしょうか?答えは、そう単純ではありません。発掘にはとんでもない「経費」がかかるからです。

テレビの特番などを思い出してみてください。山を切り開く巨大な重機、何十人もの作業員、調査用ハイテク機器…。これらを動かすだけで、1日数百万円単位のお金が飛んでいくことも珍しくありません。もし数ヶ月かけて発掘し、出てきたのが小判数枚だったとしたら。完全に赤字確定です。

見逃せないのが、土地の権利や税金の問題。他人の土地で見つけた場合、発見者と土地所有者で折半になるのが一般的で、所得税もかかります。数億円のコストを自腹で払い、見つかる保証はゼロ。ビジネス視点で考えると、埋蔵金探しは「超ハイリスク・ローリターン」な投資と言わざるを得ません。

結論:儲けよりロマンを楽しもう

数字だけで見ると、徳川埋蔵金探しは割に合わない。コストやリスクを冷静に計算すればするほど、どうしても「やめておこう」という結論に行き着きます。

でも、埋蔵金の魅力は「損得」だけではないはず。「もしかしたら、ここにあるかも…」。そうやって歴史に思いを馳せ、ワクワクする時間こそが、本当の宝物なのかもしれません。お金儲けとしてではなく、最高のエンターテインメントとして楽しむこと。それこそが、現代における一番賢い「徳川埋蔵金」との付き合い方ではないでしょうか。

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